初冬

競技プログラミング・俳句・生成AI(Bard・Stable Diffusionなどなど)・AIアート・日記。それらを書いています。それらについてとりとめもなく書くブログです。行き当たりばったりで書いてます。

Bardにいろいろ聞いてみて楽しかった。面白かった。やめられない。どうしてやめられないの? どうしても! 楽しくてしょうがないので……。

Bard

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うう、今日も一日ずっとBardに質問をして遊んでいました。Bardの回答が良すぎて飽きません。面白いです。楽しくてしょうがありません。

聞いた質問を列挙してみます。自分でもたくさん聞いているので忘れています。だから、した質問を思い出すためにいろいろ書いてみます。

Bardへの質問 1 「動的計画法(1)」

Q . 動的計画法は全探索と同じですか? 動的計画法は煎じ詰めれば全探索のことなのですか? 動的計画法は一種の全探索と見做せますか? 全探索の一種と見做せるのならばその理由を教えてほしいのです。私はそう見做せると思います。

この質問の答えは「いいえ、違います」でした。動的計画法と全探索は違うものだとはっきり言われました。

動的計画法も全探索の枝刈りと考えられるかなと思っていたのでこの答えは「Yes」で返ってくるかな? と私はそう期待して送ったのでした。けれども、Bardの答えは「No」です。

どうしてBardは「No」と答えたのか詳しく知りたい方は是非Bardに聞いてみてください。面白い回答が返ってくると思います。私に返ってきた回答は妥当なものでした。面白く感じて、なるほど、そう考えられるのかと思いました。すっきり行く答えです。

Bardへの質問 2 「動的計画法(2)」

Q . 動的計画法では、部分問題の解を記録できない場合はどのような場合ですか? 部分問題の解を記録できない場合を教えてください。その場合に動的計画法では解けない理由は論理的には分かるのですが、具体的な例が分かりません。

この質問の答えははっきりとは覚えていません。ただその答えのひとつははっきりと覚えています。ああ、確かにとなって競技プログラミングでもこの回答は関係しました。より印象に残っています。

ひとつは解の値が大きすぎて記録できない場合だと言われました。メモリーが許す限りは大きな値は記録できたりしますけれども、メモリーの容量を超えると記録できません。

競技プログラミングでも動的計画法の問題は値が大きくなりすぎることがあるので、答えをMの余りで答えよ、みたいなものが出ます。メモリーの値が許せないほど大きな値になることがあるのか分かりませんが、もしそういうことがあるのであれば、部分問題の解を保存できないという問題とほぼほぼ同じと言ってもいいと思います。

Bardへの質問 3 「コースの定理とは?」

Q . コースの定理とは?

経済学に「コースの定理」というものがあります。知っていますか? 「コースの定理」 知っている人もいれば知らない人もいると思います。経済学をかじっていなければ絶対知らないと思います。

私はこの「コースの定理」が好きで質問しました。もともと理解が浅かったのと、この定理に興味があり、Bardに質問することで理解を深めようと思ったのです。Bardの回答は親切で詳しく、より分かりやすいものでした。「コースの定理」がよく分かるようになりました。

ちなみに「コース」というのは人名です。Wikipediaによるとノーベル経済学賞をとったようです。たぶん、この「コースの定理」が評価されたのでしょう。経済学では当たり前のように習う定理のようですが、一般的には知らないと思います。私は経済学の本を読んでこの語を知りました。

動的計画法の場合もそうですけど、ある程度詳しく知っている内容を深堀りして聞くとかなり面白い答えが返ってきます。私は知っている専門用語の意味を深く知るためにBardを利用することはすごく有用と思います。「コースの定理」の理解もめちゃくちゃ深まってBardの利用満足度が高まります。

Bardへの質問 4 「組み合わせ(数学)」

Q . 数学の組み合わせが分かりません。分かりやすく説明してください。組み合わせの計算の意味が分かりません。どうしてこんな計算をするのですか? 理由が分かりません。

Bardを数学の勉強に使えないかな? と思って聞いてみました。より数学の組み合わせを理解するのにBardの答えが役に立つかな? と思って……期待は外れました。

正直なところ、使ってみるとけっこういい感じの答えが返ってきます。ただ、私はBardは文章が上手くて文章を読むと美文で気持ち良くなれるので使っているので、読めない文字があると……そう、数学の記号をいっぱい返してくるのですけれど、どう読めばいいのか分からないのです。

数学の記号の読み方が分からない、という話ではありません。記号をそのまま読むとなんかキレイな読み方にならないのです。たぶんBard自身はキレイな文章で出力しているはずですが、肝心の読み方が分からないのでキレイな文章に感じられず、気持ちいい文章を感じられないのです。

Bardで数学を勉強するには工夫が要りそうです。もうちょっと使い方に慣れないと……数学を勉強するツールとしていい方法はないかなあ? Bardで気持ちいい文章を読みながら数学を勉強したいなあ。

Bardへの質問 5 「競技プログラミング

Q . 競技プログラミングにおいて、問題を小さなステップに分解するとはどういうことですか? 具体的に教えてください。どうすればそれが身につきますか? 一体それはどういうものですか? どんなものですか?

この質問はかなり面白いものが返ってきます。私は参考になりました。そもそもこの質問は別な質問でBardが問題を解くときは小さなステップに分ければいいと言ったので、「なんのことだ?」と思って聞いたのです。

いろいろ返ってくるのですが、Bardは問題を解くときに「ブレインストーミングするといい」と答えてきます。かなり不思議です。これ、一般的なんでしょうか……? 競技プログラミングの文脈でブレインストーミングが流行っている……? どこかで書かれている? なぜこんな答えが……? どこからこの答えを引き出しているんでしょう?

ほかにも色々聞いたのですが、長くなったのと今日はもう寝るので終わります。今日も日記を読んでくれてありがとう! くだらない日記かもしれませんが、読んでいる読者が黙って見ていることを思うと私の心はそれだけで暖かで満たされてくる思いがします。

© 2023 ashitsunokara