転売と経済学。転売は悪か? 悪じゃないのか? 悪いとしたらなぜか? 悪くないとしたらなぜか? その理由はなぜなのか?
今日の日記は転売に対する意見を書いてあります。
「転売する人が大嫌いだ」と思っている人は読まないでください。
転売について擁護するわけじゃないけど、擁護していなくもないところがあります。
転売に腹を立てる人はより腹を立てると思うので、見ないでください。
転売が嫌われる理由になんとなく公正ではない、という理由があるのではないだろうか?
同じ平等のチャンスで得られたはずなのに、先を越されただけで高い金を払わないといけない、ムキー、みたいな気持ちで腹が立つみたいな感じです。
もし、転売されなければ高く買わずに済んだのに、転売目的で買う人がいなければ安く買えたのにと思うと腹が立つ! という理由です。
もともと欲しくもないのに買いに来るなという理屈です。分からなくもないし、そうだと思います。
しかし、それは一種の経済学的な原理だということです。
高く売れるもの、買って売れば利益が出るものがあれば、買ってまた売って利益を出そうとする人も出てくる、当然の理屈です。
医療品や食料品でそんなことをされて誰かの命が絶たれたらたまったものではないのでこういう時は政府の助けが要りそうですが、そうでないなら、まあ、そういう原理が働いていても仕方ないかなあ? と思います。
経済活動というのは特に自由でなくてはならないものです。
転売する側からすればこんな理屈も成り立つかもしれません。
本来もっと高い値段でも買う人がいるものをあなたたちは安く買ってズルいのだ、と。
そうして、自由に競争させれば高い値段で売れるものをその値段で買わないのならば本当はそれほどそれに価値を置いていないのだ、と。
なんであれ、この話は対立するし、書いたら書いたで私のことをボロクソにいう人が出てくるのは確実で、あまり書けない話題でもあります。
もし転売する人を擁護すれば、ものすごい勢いで批判の声が飛んでくる……それがネットの論調のように感じます。
何度考えても転売する人が嫌われる理由は、やはり、欲しくもないのに買いに来ることだと思います。
そうして値段を釣り上げて売る、嫌われて当然の行為ですが……いや、本当は嫌われて当然な行為でもないんでしょうか?
よくよく考えてもやはり転売はおかしな行為に思えません。
やはり欲しくもないものを買いに来る人がいることを叩くと思うのですが、そういう人がいなければ私は安く買えたのに、悔しい! という思いがどうしても拭えない人が怒るんじゃないでしょうか?
安く買えたはずのものを転売されることで高く買う羽目になることは絶対におかしい! みたいな考えだとまあ、転売に怒るよな、と思います。
しかし、そんなこと言ったって、安く買えたら高く売れるものが目の前にあったら買うんじゃない? そういう人がいてもおかしくない? と思います。